お金について

なぜ私に給料を払うの?

①私という存在、私という労働力を利用してお金を生み出し、雇用者は私から搾取し、働かなくてもお金が手に入るという仕組み。微々たる給料で私を上手に利用し、私がギリギリ不満を抱かない程度の娯楽と休暇を与える。それさえ与えておけば、こいつはいつまでも言うことを聞いて働くだろう。こいつの身が朽ちるまでこいつから搾取できるだろう。

②私を好いていてくれている。私を信用してくれている。私を応援してくれている。だから私にお金を渡してくれる。私はその信用や応援に応えるべく、できるだけ雇用者に貢献できるような仕事をする。人に貢献できることは嬉しいことだ。人の役に立てていることは私の幸せでもある。

 

なぜ私はお金を使うの?

①お金は使ったら減る。減るのは嫌だ。損をしたくない。できれば得をしたい。私からお金を奪おうとする者を信用するな。搾取されながらも、やっとの思いで手に入れたお金だ。騙されてなるものか。できるだけ値段の安いものを手に入れ、少しでも自分のお金をストックしておいてやろう。

②私を好いてくれているから、私を信用してくれているから、私を応援してくれているから私にお金を渡してくれたのだ。だから私も、私の好きなもの、私が信用しているもの、私が応援したいものにお金を渡そう。私がお金を渡すことによって、その相手が幸せになってくれたら私も嬉しい。私も幸せになる。私が渡した幸せが私に返ってくる。

 

私という存在が全体の一部となって循環している。そこに『幸せを発生させる』という好循環を生んでいる。私の存在には価値がある。私は他者に貢献できている。そんな私は私を好きになる。

自分のことが嫌いな人をきっと人は好きにはならないだろう。搾取されていると感じ、人を信用せず、損得ばかり考えている自分が好きか?自分の好きな自分とは一体どんな自分だい?

まず、自分が本当に好きな自分というものを自分に聴いてみよう。自分の心に正直になってみよう。無理することなく自分に正直になれて、無理することなく自分を好きになれた時、きっとあなたは全体と統合し、好循環を生み出せる人間になっていると思うよ。